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版画の全国展で2年連続入選

2008年07月01日

  • 入選作を手に笑顔の竹田忍さん。手前にあるのは版木

    入選作を手に笑顔の竹田忍さん。手前にあるのは版木

 国内最大の版画公募展「第58回板院展」(日本板画院主催)が6月22日まで東京都美術館で行われ、塩屋の竹田忍さん(73)が2年連続で入選した。
 入選作は「播州赤穂の秋祭り(屋台)」。地元・塩屋の屋台を男衆らが力強く差し上げている情景を表現した多色刷り(縦42センチ、横52センチ)。10版23色の力作だ。
 昨年の同展後、「祭りをテーマに彫ってみたい」と市内各地の祭りを取材。塩屋秋祭りと坂越船祭りの2点を制作して応募したところ、前者が入選した。
 定年退職後に版画を始めた竹田さんは昨年初めてコンクールに応募。今回は、「できるだけ祭りのスケールの大きさを表現したい」と、自己最大の作品サイズに挑戦した。
 紙が大きい分、乾燥縮みによる版ズレに手を焼いたが、「彫り、刷りとも今の自分としては精一杯の作品」と納得の一作となった。
 展示会場で審査員の一人から作品をよりよくするための助言を受けることができ、「また版画の奥深さ、おもしろさを知ることができた。次は獅子舞を彫ってみたい」と創作意欲を高めていた。
 主催者によると、一般の応募総数は398点。入選は175点だった。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2008年7月5日(1802号)4面 (7,773,040byte)


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