2013年06月16日
初めての作品展を開く千種会のみなさん
「感謝の気持ちをこめて」をテーマに師弟4人が出品する「第1回千種会書展」が6月22日(土)と23日(日)に中広の赤穂市立図書館で開かれる。書に墨絵やペン画などを組み合わせた作品もあり、漢字と調和体の計約20点を展示する。
日本書芸院の一科審査員で、塩屋で書道教室を主宰する黒田素波さん(50)と弟子の塩田素風さん(51)=城西町=、大賀香優さん(44)=砂子=、小林清泉さん(40)=相生市佐方=。中央の公募展を主な発表の場とし、地元での作品展は今回が初めて。「日々の生活の中で心に感じたことを作品に」と型にとらわれない自由な創作を心がけた。
大半は今回のテーマにちなんだ新作。小林さんは「生まれてきてくれてありがとう」と2年前に授かった待望の初子への思いを表現。「一文字一文字、気持ちを込めて書きました」と話すのは大賀さん。塩田さんは直接口に出して言ったことのない息子への励ましを筆に託した。
いずれの作品も人との出会いや人生の節目への感謝が純粋に発露している。亡き恩師への敬慕をしたためた黒田さんは「見てくださった方に思いが伝わり、ほのぼのと温かい気持ちになってもらえれば」と話している。
1階ギャラリーで午前10時〜午後6時(23日は5時まで)。黒田さんの教室に通う幼稚園から高校生の生徒たちが書いた一字書など約45点も並べる。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2013年6月22日(2042号)4面 (9,552,224byte)
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