2013年06月21日
県高校総体の女子単独演武で上位を独占した長崎ひな選手(右)と下脇真歩選手
9日まで神戸市長田区の神戸村野工高で行われた兵庫県高校総体の少林寺拳法、女子単独演武で赤穂1年の長崎ひな選手(15)が優勝、同3年の下脇真歩選手(17)が2位。上位2選手に与えられる第40回全国高校少林寺拳法大会(7月31日〜8月2日)の出場権を赤穂勢で独占した。
昨夏の全国中学生大会で準優勝に輝いた後、受験勉強に専念した長崎選手。練習を再開してまだ2カ月半だが、持ち味のスピードと技の切れは健在だった。春先に「演武の半分ほどで息が上がった」という体力も5月半ばには回復。演武構成の一部をダイナミックな動きを含む内容に変更したことで課題だった表現力も向上し、トップの得点をたたき出した。
下脇選手は高校最後の夏に懸け、「倒れそうになるぐらい」のハードな練習を課してきた。各組上位8人が決勝へ進む予選を6位で通過。「これが最後」と、指導者や家族への感謝を胸に臨んだ決勝は「内容的にも、精神的にも、今までで一番」という会心のパフォーマンス。3月の高校選抜に続いて春夏連続の全国切符をつかんだ。
関係者によれば、夏の全国大会に赤穂高勢が出場するのは男女を通じて初めて。「練習したことを出し切るだけ」(長崎選手)、「県大会よりも、さらによい演武を見せたい」(下脇選手)と稽古意欲を一層高めている。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2013年6月22日(2042号)1面 (9,552,224byte)
コメント
全国大会に向けて、他のスポーツもどんどん出場してほしいですね。赤穂の名を全国に。
投稿:頑張って 2013年06月23日
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