2013年06月27日
完成したばかりのビオトープに草を移植する子どもたち
加里屋の赤穂小学校横を流れる二級河川・加里屋川にビオトープが完成。27日、環境学習に取り組む4年生児童が草の移植と水生生物の放流を行った。今後、地元住民を中心にホタルの復活再生に取り組む。
同川では平成5年以降ストップしていた河川改修が昨年12月、19年ぶりに再開。最も護岸が老朽化していた同小学校横約90メートル区間を最優先して工事を進めている。
ビオトープは学校運動場に隣接する右岸側の法面に整備され、面積約200平方メートル。地元産の花崗岩を配し、コナラ、ネコヤナギなどの落葉樹を植栽した。この日は、工事を担当する光都土木事務所が加里屋川で採取した草、ドジョウ、オタマジャクシなどを児童約80人が水辺で移植、放流した。
沿川自治会などで組織する「加里屋川ふるさとの川整備連絡協議会」はホタルの繁殖へ向けて幼虫の飼育ボランティアを募集する予定。「生き物がいっぱいの川になってほしい」と話した是兼萌夏さん(9)は「ホタルも育ててみたい」と興味を持っていた。
掲載紙面(PDF):
2013年6月29日(2043号)3面 (8,775,378byte)
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