2013年07月02日
「あなたの地元の好きなところは何ですか?」と赤穂にも立ち寄った石田直也さん=中央
旅先で出会った人に「あなたの地元の好きなところは何ですか?」と聞き取りながらヒッチハイクで日本一周に挑戦している男子大学生が2日まで赤穂に立ち寄った。
立教大異文化コミュニケーション部3年の石田直也さん(22)。「日本の素晴らしさの再発見と発信」をテーマにした一人旅で、旅行記を出版するのが夢だという。質問に答えてくれた人の写真を撮り、ブログにもアップしている。
石田さんはアルバイトでお金を貯め、20歳の夏から3回に分けて世界各国を貧乏旅行。途中からは大学を休学し、欧州、アジア、中南米の計27カ国を巡った。「あなたの国の好きなところは何ですか?」と現地の言葉で書いたスケッチブックを見せて会話を切り出し、記憶に残る出会いを重ねた。
約500人もの人から“お国自慢”を聴き、今年5月に帰国。「世界の素晴らしさ」を実感できた一方で、「自分自身が日本の良いところを経験していない」ことにも気付いた。残りの休学期間を利用した「100日間日本一周」を企て、日本に戻ってからひと月も経たない先月15日、再びバックパックを背負って東京のアパートを飛び出した。野宿で体調を崩した日もあったが、今のところ旅は順調。「何が起こるかわからない、ワクワクする毎日」は、やさしさに感謝し、人情に感動する日々でもある。
「自分が住んでいるところの良さを考えるとき、みんな笑顔になるんです」と石田さん。旅行記は、「読んだ人も笑顔になって、日本をもっと好きになれるような一冊」にするつもりだ。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2013年7月13日(2045号)3面 (8,752,687byte)
コメント
赤穂の学生も、自転車のハンドルを上げて、集団で、行動するよりも、一人で異文化にふれてみろ。
投稿:見習え 2013年07月06日
「コンパクトになんでもそろってる」
ほんま、その通り!
投稿:鶏肉のレモン漬け 2013年07月03日
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