2013年07月24日
生きた魚も展示している特別展「千種川圏域物語」
地元の川を舞台に、水が山から海へたどり着くまでを写真で紹介する特別展「千種川圏域物語〜ミネラくんの大冒険〜」が御崎の赤穂市立海洋科学館(黒川和則館長)で開かれている。
実際に川で採集した生き物を水槽に入れて展示するほか、顕微鏡でプランクトンを観察できるコーナーもあり、多くの命を育む水の循環を楽しみながら学べる。
源流の三室山から河口部の瀬戸内海まで大小約100枚のパネル写真を水の流れに沿って展示している。今展のオリジナルキャラクター「ミネラくん」による解説ガイドを来場者に配布。オオサンショウウオやチスジノリなど希少な動植物も生息する千種川の豊かな自然、海に注ぐミネラル分がカキや海苔の養殖に役立っていることなどをわかりやすく書いている。
7基ある水槽には、体の色斑がきれいなオイカワ、流れの緩やかな淡水に生息するテナガエビなど14種類を生きたまま展示。顕微鏡コーナーでは肉眼ではわからないプランクトンの姿を拡大して観察できる。
9月1日(日)まで午前9時〜午後4時半。火曜休館(8月13日は開館)。高校生以上300円、小・中学生150円。Tel43・4192。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2013年7月27日(2047号)1面 (9,071,343byte)
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