2013年09月02日
ピザ好きが高じて自宅の庭に窯を手作りしたフィデル・モントヤさん父子
尾崎で英語塾を経営するフィデル・モントヤさん(45)が自宅の庭にピザ窯を作った。設計から築造まで自ら手掛け、炉内の温度を500度まで高められる本格派。焼きたてを口にした友人や塾生らの間で「素人のレベルを超えたおいしさ」と評判になっている。
料理が得意のフィデルさんは生地を自分で練るほどピザが大好物。電気オーブンでは「自分の求める一枚が焼けない」と4年ほど前に自前の窯を作ることを思い立った。
窯の構造を詳しく解説した専門書を取り寄せて研究し、満を持して昨年9月から組み立てた。建材店などで仕入れたコンクリートブロック約150個とレンガ約450個を毎日4〜5時間かけて一つ一つ積み上げ。故郷のアリゾナ州ウィンスローから来日していた父のフィデルsrさん(72)も手伝い、約3カ月後に完成した。
出来上がった窯は高さ2・7メートル、幅約1・3メートル、奥行き約1・7メートルで煙突付き。築造中に3度崩れながらもあきらめずに造り上げたドーム型の炉は高温で一気にピザを焼き上げるため、表面はカリッとして中はもっちりした生地の食感が楽しめる。
「夫は何にでもこだわる性格なので。でも、おいしいピザが食べられるのはうれしい」と妻の法子さん(38)。8月には父が8カ月ぶりに来日。実は父もフィデルさんに刺激され、同じ図面でアリゾナの自宅にピザ窯を作ったといい、「わしも息子も親子そろって頑固者なんだよ」とみんなを笑わせた。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2013年9月14日(2053号)4面 (10,038,169byte)
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