赤穂民報

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消防器具の盗難 赤穂でも

2013年09月09日

 消防器具の格納庫から金属製のノズルやパイプが何者かによって盗まれる被害が坂越地区と高雄地区で複数発生していることがわかった。市消防本部のまとめでは9日現在、計30カ所で被害を確認。西播磨では6月以降、同様の被害が相次いでおり、同本部は格納庫を管理する各自治会に注意を呼び掛けている。
 同本部などによると、坂越上高谷地区の格納庫から消火栓とホースを接続するスタンドパイプがなくなっていることが7日に判明。別の格納庫ではホースの放水口に付ける筒先がなかった。消防団や自治会が調べたところ、9日までに坂越地区9カ所、高雄地区21カ所で被害がわかった。買い取り価格の高い真ちゅう製が狙われているという。
 被害を最初に発見した第8分団の池内正武副分団長(46)は、「8月末に確認したときはあった。とても腹立たしい」と犯人に怒りを向けていた。
 格納庫は市が費用の3分の1を補助して各自治会が設置し、市内に全部で967カ所。アルミ製の部品へ順次更新を進めているが、「6〜7割は真ちゅう製」(同本部)とみられる。同本部は臨時的な補助率アップを検討する方針。


事件事故 ]

掲載紙面(PDF):

2013年9月7日(2052号)3面 (10,590,750byte)


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