2013年09月11日
仲むつまじい様子を見せるフタユビナマケモノの母子
御崎の赤穂海浜公園「動物ふれあい村」でフタユビナマケモノの赤ちゃんが生まれ、9月14日(土)から一般公開される。母親が胸に抱きかかえて子育てする様子を見ることができる。
管理者の緒方卓也さん(54)によると7月26日午前、メスの「タムタム」がゲージの隅に丸まり、赤ちゃんをお腹に抱いているのをスタッフが確認。タムタムは7月初旬から同施設が飼育を始めたばかりだった。
フタユビナマケモノは中南米の密林地帯に生息するほ乳類。指の数は前肢が2本、後肢は3本あり、大きなかぎ爪を使って木にぶら下がった状態で生活する。ナマケモノの赤ちゃんを観察できるのは、兵庫県内で今のところ同園のみという。
生まれたてのときに10センチほどだった体長は母乳で約20センチにまで育ったが、まだ母親の半分以下の大きさ。タムタムのお腹に両手両足でしがみつき、柔らかそうな毛並みのなかに顔を埋めている。母子ともクリクリした瞳がかわいらしい。
緒方さんは「見ているだけでほんわかした気持ちになれる癒し系。間もなく親離れすると思うので、母子一緒の様子を見ることができるのは今だけ」と話している。
入場料は3歳以上400円。開園時間は午前10時〜午後3時(土日、祝日は5時まで)。火曜・水曜は休園。Tel43・2820。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2013年9月14日(2053号)3面 (10,038,169byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。