赤穂民報

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古老とかかし

2013年09月14日

  • 『かかし』 ○文/シド・フライシュマン ○絵/ピーター・シス ○訳/小池昌代 ○ゴブリン書房

    『かかし』 ○文/シド・フライシュマン ○絵/ピーター・シス ○訳/小池昌代 ○ゴブリン書房

 年老いた農夫は、トウモロコシ畑を鳥から守るために古い布にわらをつめこんだ、頭のないかかしを畑にたてました。
 その後、かかしに頭や手足がつけられ、靴がはかされ、レインコートも着せられました。
 かかしへの古老の思いにふれ、何かしら心にやすらぎを覚えました。
 今日では、マネキンや恐竜のかかし、剣道の防具をつけたかかしなど、一昔前では考えられないかかしが作られています。
 本来、かかしとは農の分身ではなかったのかと思います。そうだとすると今日のかかしは何なのでしょうか、そんなことを考えながら古老の心に思いを寄せています。
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 『かかし』○文/シド・フライシュマン○絵/ピーター・シス○訳/小池昌代○ゴブリン書房
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掲載紙面(PDF):

2013年9月14日(2053号)4面 (10,038,169byte)


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