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高取峠の落石防護対策が完了

2013年09月21日

  • 全区間で落石防護工事が完了した高取峠

    全区間で落石防護工事が完了した高取峠

 兵庫県が40年以上にわたって進めてきた高取峠(国道250号)の落石防護工事がこのほど完了。規定以上の大雨が降った場合に交通が制限される「異常気象時通行規制区間」の指定が解除される見通しとなった。
 規制区間は相生市千尋から赤穂市坂越までの4・7キロ。木津観測所における24時間雨量が110ミリを超えると、通行を制限する原則となっているが、工事完了を受けて、「遅くとも年内には指定から外れる」(道路保全1課)という。
 同課の話では、高取峠の落石防護工事は規制区間に指定された昭和44年以降、断続的に施工。今年度は高野地区の一部区間に落石防護柵を整備した。さらに、山肌をコンクリートで固めてボルトで固定する法枠工、巨石をワイヤーでくくり付けるロープ掛け工を8月末までに行い、計画していた工事をすべて終えた。
 引き続き、雨水をできるだけスムーズに流下させるために道路沿いの側溝を今年度中に整備する計画。同課は「今後も重点的にパトロールを行い、安全確認に努めたい」としている。


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掲載紙面(PDF):

2013年9月21日(2054号)1面 (9,485,998byte)


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