2013年10月16日
車両の燃料タンクから調査のための軽油を採取する県税事務所職員
灯油や重油などを混入した「不正軽油」をなくそうと16日、新田の検問所で路上抜き取り調査が実施。県税事務所の職員7人がトラック、ダンプなど約30台を調べた。
10月の「不正軽油追放強調月間」に合わせて毎年全国一斉に行う調査。国道250号を走るディーゼル車を検問所へ誘導し、職員が簡易ポンプを使ってタンクから500ミリリットル分の燃料を採取。同量の軽油を補充した。不正が発覚した場合の流通経路を特定するため、ドライバーから会社名、給油場所などを聞き取った。
検体は簡易分析し、疑わしいものは専門機関に検査を委託。不正が判明した場合は追跡調査して、適切な課税処分を行う。龍野県税事務所の小坂由実・課税第2課長は「不正軽油は犯罪。エンジンの損傷や大気汚染の原因にもなるので、厳しく取り締まりたい」と話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2013年10月19日(2058号)3面 (8,116,744byte)
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