2013年10月18日
防火扉の設置状況などをチェックした特別査察
福岡市の有床診療所で入院患者ら10人が死亡した火災を受け、赤穂市消防本部は入院設備を持つ管内の医療機関で特別査察を実施。防火戸、スプリンクラーの設置状況などを点検した。
消防による査察は通常、施設の規模に応じて1年から6年に一度行う取り決め。今回の査察は消防庁の通知を受け、15日から18日まで赤穂市内10カ所、上郡町内3カ所で行った。
16日には中広の赤穂市民病院へ予防課の職員3人を派遣した。福岡市の火災で稼働に問題があったとされる階段やエレベーター回りを中心に防火扉の稼働域に障害物がないかチェック。1階から7階まで35カ所を確認した。
防火扉や消火栓収納庫の前に一時的に置かれた椅子や回診用ワゴンは即時撤去するように注意。尾崎浩司・予防課長は「ささいなことと見過ごさず、日頃から防災意識を高く持ってほしい」と話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2013年10月19日(2058号)1面 (8,116,744byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。