2013年10月19日
フィリピンの子どもたちへ贈るために寄せられた文房具の仕分け作業
フィリピンの児童養護施設へ支援活動を続けている関西福祉大学の学生が、筆記用具やノートなど現地へ送るための文房具類の提供を呼び掛けている。10月26日(土)と27日(日)の大学祭期間中に収集ブースを開設。品目ごとに仕分けしてクリスマス前に届くように船便で発送する予定で、学生たちが市民へ協力を求めている。
文房具類を募集しているのは、ボランティアサークル「Big Family」。海外研修でフィリピンの首都マニラ北部にあるストリート・チルドレン(路上生活児)の養護施設を訪れた学生らで3年前に発足し、これまでに古着約6000点を支援物資として施設の子どもたちに贈った。
現在の活動の中心は今年3月に同じ施設で海外研修を行った学生たち。持参した塗り絵ノートのページをばらして一人一枚ずつ分け合う子どもたちの姿を目にし、文房具支援を企画した。
必要としているのはノート、鉛筆、消しゴム、ボールペン、マジックをはじめとする文房具類全般で使い掛けのものでも構わない。色鉛筆、クレヨン、塗り絵、折り紙なども歓迎。シャープペンシルは現地で替え芯の入手が困難なので送らない。
「貧困から抜け出すには就職が欠かせない。そのために勉強できる環境を作ってあげたい」と代表の梨木優佳さん(22)=社会福祉学部4年=。「新品でなくてもよいのでお願いします」と協力を呼び掛けている。
収集ブースは両日とも午前10時から午後4時まで同大円形広場で開く。問い合わせはTel090・6206・5676(溝端剛教授)。
[ ボランティア ]
掲載紙面(PDF):
2013年10月19日(2058号)3面 (8,116,744byte)
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