2013年11月21日
運航開始を前に行われた「ドクターヘリ」の実動訓練
医療機器と医師、看護師を乗せて直接救急患者の元へ向かう「ドクターヘリ」の運航が11月30日(土)から兵庫県南部で始まる。赤穂市域も運航エリアに含まれ、機動力を活かした傷病者の救命率向上と後遺症軽減に効果が期待される。
ドクターヘリは平成17年のJR福知山線脱線事故で患者十数名の搬送に役立つなど、地域医療における重要性が認められている。県のまとめでは、全国29道府県で32機が導入(24年3月時点)。兵庫県内では昨年度1年間で計1108件の運航実績がある。
今回運航をスタートするのは県立加古川医療センター(加古川市神野町)を基地病院とする1機で、播磨全域と篠山市の23市町をカバー。救急車では病院搬送までに心停止の危険性があると救急隊が判断した場合などのほか、119番通報の内容から通信司令員の判断でも要請できる。
医師、看護師、操縦士、整備士の4人が必ず搭乗し、最大2人の患者を搬送可。人工呼吸器や除細動器などの機器も備えるため、搬送中も治療を受けられる。搬送先は救命救急センターや災害拠点病院など29カ所の中から搭乗医師の判断で決める。原則として午前8時半から日没30分前まで毎日運航し、悪天候などの視界不良時は休止する場合がある。
赤穂市消防本部は患者をドクターヘリへ引き継ぐ「ランデブーポイント」を小・中学校グラウンドや公園など管内56カ所に設定。このほど上郡町中野の「高田校区中央駐車場」で上郡署員を中心に約35人が実動訓練を行った。「50代男性が広範囲にやけどを負った」との想定で出動要請から患者の引き継ぎまで一連の動きを確認した。
田渕徹・救急課長(54)は「救急隊では不可能な処置や、重症患者さんの早期の処置が可能になる」と運航を歓迎。11月27日(水)午前に中広の千種川河川敷でも訓練を実施する。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2013年11月23日(2063号)4面 (9,308,403byte)
コメント
医師が現場へ行く利点
たとえば
1) 血糖値の測定、低血糖のブドウ糖の投与。
現時点では救命士には認められていません。
(厚生省で検討中です。)
年寄りの糖尿病患者が起こしやすい
コントロールミスです。
2) 家の2階で倒れた場合、階段が狭い為
そのまま降ろすと心肺停止なる恐れがあるとき
薬剤投与ができる。
身内に医療関係者がいますが、医療関係者ではありません。
ドクターヘリの有効活用を願っています。
投稿:ヒデ 2013年11月22日
ドクターヘリの一番の目的は、
医療行為が出来る人(医者)を一刻でも早く現場に送り、
初期治療を始めることです。
救命士は医師の指示のもとで限られた医療行為しか出来ません。
ドクターヘリ=空を飛ぶ救急車ではありません。
ドクターヘリ=空を飛ぶ救命室です。
投稿:ヒデ 2013年11月22日
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