2013年12月09日
新名称に生まれ変わった「赤穂忠臣蔵郵便局」
地域にゆかりの深い局名で全国にアピールしようと改称した「赤穂忠臣蔵郵便局」の記念セレモニーが9日、加里屋南の同局であり、式典とテープカットで誕生を祝った。
前身の「赤穂加里屋郵便局」は昭和34年に開設。同50年に赤穂城にほど近い現在地に移転した。祖父・精三さん、父・暉さん(70)の跡を継いだ3代目の久須孝修局長(41)は近隣局と連携して赤穂義士を題材にしたフレーム切手を発売するなど、「忠臣蔵のふるさとの郵便局」を打ち出してきた。
郵便局の設置方針には、所在地を示す局名でなければならない取り決めがあるが、これまでの活動を認めた本社が「赤穂」の2文字があることで了承。セレモニーでは、赤穂出身の斎尾親徳・日本郵便副社長(63)=赤穂観光大使=があいさつに立ち、「久須局長の強い思いが通じた。『忠臣蔵のまち・赤穂』を全国に発信して」と激励した。義士装束を着込んだ久須局長は「新たなスタート。真心はそのまま残して、全力で一生懸命頑張っていきます」と述べ、「エイ、エイ、オー」の掛け声でテープにはさみを入れた。
今後は局員全員が義士をイメージしたユニフォームを通年着用して業務に就くほか、「忠臣蔵にちなんだオリジナル商品も提供していきたい」と久須局長。「名前に恥じず、お客様に愛される郵便局となるよう、これまで以上に親切で丁寧なサービスを心がけます」と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2013年12月14日(2066号)4面 (10,978,162byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。