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妙見寺観音堂で文化財防火訓練

2014年01月26日

  • 市有形文化財の妙見寺観音堂で行われた消火訓練

    市有形文化財の妙見寺観音堂で行われた消火訓練

 坂越の宝珠山中腹にある妙見寺観音堂(赤穂市有形文化財)で24日、消防訓練があり、消防職員25人、車両5台が参加した。
 観音堂は万治2年(1659)建立。暴風のため大破し、享保7年(1772)に現在の位置に再建された。
 訓練は寺の南側にある竹やぶから出火したとの想定で行った。寺よりも約50メートル標高が低い位置にある貯水槽からポンプ車2台を中継。ホースを持った隊員が斜面と石段を駆け上がって放水した。
 現場本部で指揮した西中克典消防長は「山火事を経験したことのない署員もあり、有意義な訓練となった」と話した。伊藤正幸住職(89)は「これからも火を出さないように用心したい」と気を引き締めていた。
 訓練は1月26日の「文化財防火デー」に合わせて実施。有年楢原の市立有年考古館でも上郡消防署が消火訓練を行ったほか、市内15カ所で予防査察した。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2014年2月1日(2073号)3面 (10,000,336byte)


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