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僕らも考えた「安心の避難所」

2014年02月08日

  • 防災学習発表会へ向けて身近にあるものを活用した避難所運営を考えた塩屋小5年生のみなさん

    防災学習発表会へ向けて身近にあるものを活用した避難所運営を考えた塩屋小5年生のみなさん

 地震や水害など災害時の避難場所に指定されている塩屋小学校(元岡明校長)は2月13日(木)、5年生児童による防災学習発表会「支え合って生き抜こう〜安心の避難所づくり」を保護者、地域住民を招いて行う。学校に被災者を受け入れた場合を想定し、校内備品や廃物を活用して少しでも過ごしやすい環境を整えるアイデアを発表する。
 「災害時に児童も主体的に協力できる力を育もう」と、5年生100人の総合学習テーマに「避難所運営」を選んだ同校。子どもたちは東日本大震災のニュース映像で、避難所に滞在せずに不便なはずの自宅に戻った人があったことに問題意識を持った。
 新聞記事やインターネットで避難所のトラブル事例を調査。被災地で支援ボランティアを経験した関西福祉大生にも聞き取り、飲料水確保、トイレ衛生、プライバシー保護などの課題をリストアップした。6〜7人の班単位で役割分担し、対応策に知恵を絞った。
 発表会では、ペットボトルを活用した水のろ過、段ボールで仕切った個室作りなど各班が学習成果を随時プレゼンテーション。高齢者や乳児といった災害弱者への配慮も提案する。炊きだし体験を行う炊事班は来場者に試食を振る舞う。
 「一枚の新聞紙でも役に立つことがわかった」と話すのは新聞紙スリッパの作り方を発表する履き物班の寺本諒君(11)。備蓄倉庫班の山下結菜さん(11)は「身の回りのもので、いろいろ工夫できることを発表したいです」と話している。
 体育館で午後1時から。見学自由。Tel42・2129


社会子供 ]

掲載紙面(PDF):

2014年2月8日(2074号)1面 (9,191,425byte)


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