2014年02月19日
点字メニューを手渡した関西福祉大学の点訳サークル
視覚障害者に役立ててもらおうと、関西福祉大学の学生が赤穂市内にある飲食店のメニューやお品書きの点訳ボランティアに取り組んでいる。
活動しているのは点訳サークルに所属する1〜3回生の8人。「メニューがわからないので定番の料理しか注文できない」といった視覚障害者の不便を解消しようと、昨年10月から作業に取りかかった。
パソコンの点訳ソフトと専用のプリンターを使い、手引書を見ながら一文字ずつ打ち込む。元のメニューで飲み物が複数のページに分かれている場合は同じページになるように並べ替えるなど配慮。視覚に障害がある部員が実際に指でなぞり、誤字や文法の誤りなどをチェックする。
学生たちの呼び掛けに最初に応じた和菓子店「総本家かん川 新田店」と「やきとり大吉 赤穂インター店」の2店舗分がこのほど完成。部長の大永(おおえ)優子さん(20)=社会福祉学部2年=は「間違いがないように気を付けて作業しました。他の店からも要望があれば点訳に取り組みたいです」と話している。
[ ボランティア ]
掲載紙面(PDF):
2014年2月22日(2076号)1面 (9,792,652byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。