2014年02月22日
ライター用オイル缶の混入が原因で燃えた収集ごみ=市美化センター提供
本来は「缶・びん」に分別すべきカセット式ガスボンベやスプレー缶が「燃やさないごみ」に混入し、ごみ収集車内で引火する事故が赤穂市内で相次ぎ、市美化センターがルール順守を呼び掛けている。
同センターによると、今月5日、運搬中の収集車の荷箱から「ボン」という爆発音とともに白煙が出ているのに乗っていた職員が気付き、車に備え付けの消火器で延焼を防いだ。また、12日には収集を終えてセンターに戻ってきた車両の荷箱から白煙が上がり、職員が消火した。
いずれの事故も「燃やさないごみ」を収集運搬していた車両で発生。5日は黒くこげたスプレー缶、12日は中身が漏れたライター用オイル缶がごみの中から見つかった。収集車の圧縮板で押しつぶされた缶から残留ガスやオイルが噴出し、摩擦の火花などで引火。可燃性のごみを類焼したものと思われる。職員にけがはなかったが、気付くのが遅れれば重大な被害にもつながる危険があった。
同センターのまとめでは、スプレー缶などが原因とみられる収集車のトラブルは今年度9件。うち8件が「燃やさないごみ」の収集運搬中に起こった。「燃やさないごみ」には発火を誘因する電池、可燃物が含まれることから火災リスクが高まったと推測できる。
「ガスやオイルを缶の中から完全に抜き切った上で、『缶・びん』の日に排出してもらうように啓発と広報に努めたい」と同センター。「ルールが守られていないステーションには張り紙を掲出して注意喚起を徹底していく」と話している。
[ 事件事故 ]
掲載紙面(PDF):
2014年2月22日(2076号)3面 (9,792,652byte)
コメント
「分別が面倒」「回収日とかアホらしい」 とか言って、コンビニにまとめて捨てたり放置していく人も相当数いる赤穂ですからね・・・
投稿:元コンビニ店員 2014年02月25日
市民のモラルの向上を要望します。
投稿:想像力と責任感の欠如 2014年02月24日
コンプライアンスの徹底を要望します。
投稿:ビッグさまー 2014年02月23日
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