2014年03月18日
高大連携協定に調印し、握手する関西福祉大学の安井秀作学長(左)と上郡高校の松崎隆幸校長
関西福祉大学(安井秀作学長)は18日、出張講義や大学での体験プログラムなどを通じて高校生の学習意欲や進路意識の向上を図ろうと、「高大連携事業に関する協定」を上郡高校(松崎隆幸校長)と締結した。同大学が系列校以外の高校と協定を結んだのは初めて。
同大学は平成26年度に発達教育学部・児童教育学科を開設。一方、同高は普通科の類型コースとして27年度に「健康科学類型」を新設することが決まっている。「福祉」「教育」「看護」の教育分野が合致することから、相互充実を深める目的で協定を結んだ。
同大学は、すでに24年度からインターンシップ制度で同高の生徒をゼミ学習に受け入れており、今年度には看護学部の教員による出張講義も3回実施した。今後は出張講義の回数や分野を増やし、大学の設備を活用した体験プログラムで質の高い学習機会を高校生に提供する。また、課外活動やボランティア活動でも学生と生徒の交流を促す。
「連携によって地域の福祉、看護、教育を活性化できる人材の育成につながる」と安井学長。松崎校長は「生徒の『深く学びたい』という気持ちに応えたい」と抱負を語った。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2014年3月21日(2080号)1面 (8,903,086byte)
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