2014年05月11日
公民館からの二次避難を体験した高雄自治会の防災訓練
高雄自治会(浦池伸朔会長、74世帯)は11日、大雨による洪水を想定した避難訓練を初めて実施。避難所に指定されている地区公民館から高台への移動を体験した。
指定避難所の高雄公民館は集落内の民家よりも地盤が低い。そのため、千種川が溢水する恐れがあれば、高雄小学校2階か荒神社が建つ高台へ逃げる必要がある。
訓練は公民館から二次避難する想定で行った。2列縦隊で並んだ参加者たちは、それぞれの列ごとに一本のロープを握ってゆっくりと前進。車いすのお年寄りは消防団員が補助した。約150メートル離れた神社まで約5分で移動した。
「どうしたら自分の身を守れるか、地域としてどのように支え合っていくかを考えるきっかけにしたかった」と浦池会長。小学生の子ども2人を連れて参加した会社員の男性(40)は「災害のニュースを見るたびに不安に感じることが多かったので、こうした訓練に参加できてよかった」と話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2014年6月7日(2090号)4面 (9,911,310byte)
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