2014年05月14日
毎分214トンの排水能力を備えて完成した有年ポンプ場)
大雨による内水被害を防ごうと、赤穂市が土地区画整理事業に伴って整備を進めていた有年原の「有年ポンプ場」が竣工。13日に関係者約60人が参加して稼働式が行われた。毎分214トンの排水能力で、「5年に一度の大雨(時間雨量41・6ミリ)に対応できる」(市下水道課)という。
鉄筋コンクリート造2階建てで毎分107トンを排水できるスクリューポンプを2基設置。JR有年駅の西約500メートルの矢野川左岸で一昨年6月に着工し、約6億8000万円かけて整備した。
有年横尾、有年牟礼など一帯約47ヘクタールに降った雨を3440立方メートルの容積がある調整池に集め、同川へポンプで強制排水する仕組み。中広の下水管理センターで監視カメラの映像を見ながら遠隔操作できる。停電時も非常用発電機で最長24時間の運転が可能だ。
有年横尾自治会の松田政喜会長(64)は「大雨の度に浸水にひやひやしてきた。不安が少しでも解消されれば」と新施設の働きに期待していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2014年5月17日(2087号)4面 (10,345,416byte)
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