2014年05月15日
赤穂市は南海トラフ巨大地震を想定した「津波ハザードマップ」を作成した。浸水が想定される区域を浸水の深さに応じて3段階で色分け。約2万1000部を印刷し、「広報あこう5月号」にはさみ込んで各戸に配布した。
兵庫県は今年2月に発表したシミュレーション結果で、赤穂市に来襲する津波を「地震発生から約120分後に高さ約2・8メートル」と公表。マップはこの想定を反映して作った。
A2判両面カラーで、海に面する市南部エリアの全域図に避難目安となる標高3メートルのラインを赤線で表示。浸水想定区域を浸水深ごとに▽緑(0・3メートル未満)▽青(0・3〜1・0メートル未満)▽黄(1・0〜2・0メートル未満)に着色している。
もう片方の面は市内約370カ所に設置している標高表示板の場所を赤丸で示す区域図で小学校区ごとに10種類作成。標高数値と高所へ逃げるための向きを矢印で指している。浸水区域が想定されていない高雄、有年、原の3校区についても作成した。
災害情報がメール配信される防災情報ネットの登録方法、津波警報・注意報が発令された場合に取るべき行動も記載。各公民館、市役所市民課で配布するほか、市ホームページからダウンロードできる。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2014年5月17日(2087号)4面 (10,345,416byte)
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