2014年05月27日
障害者の自立を推進しようとオープンした「新町うどん」。コシのある麺が人気だ
障害者の就労支援施設を運営する医療法人伯鳳会(古城資久理事長)は障害のある人に雇用機会を提供しようと、加里屋にうどん店「新町うどん」をこのほど開店した。
讃岐うどんの本場、香川県から専門講師を招いて製麺方法を教わったというだけあり、コシのある食感が人気だ。
伯鳳会は障害者と雇用契約を結んで賃金を支給する「就労継続支援A型施設」を4年前に開設。これまでは製造や清掃の仕事が主だったが、仕事の幅を広げようと接客もある飲食店をオープンした。指導員の支援を受けながら訓練員6人がローテーションで勤務している。
国産小麦粉を原料に店内の製麺機で生麺を自家製。麺の弾力と食感を良くするために生地に練り込む塩は赤穂産を使っている。かけ、釜揚げ、ぶっかけ、ざるの4種類でいずれも一杯300円。50〜100円のトッピングは、ちくわ天、かき揚げなど約10種類から選べる。
接客や配膳の係を受け持つ訓練員の女性は「緊張して手間取ることもあるけれど、慣れたらうまく出来そう」とにっこり。女性が以前に利用していた福祉施設の男性職員(44)は「元気良く声が出せていて安心した。地域の中で認められて働けるのが一番」と頑張っている姿を応援していた。
店は赤穂中央病院の道をはさんだ東側にある。午前11時〜午後2時営業。土日祝は休み。Tel43・9100(就労継続支援A型施設)。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2014年5月31日(2089号)3面 (8,598,568byte)
コメント
土日に行けないのが残念!
投稿:東浜人 2014年05月27日
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