2014年06月13日
サウンドテーブルテニスの県大会で優勝した三谷勝彦さん
金属球入りのボールが転がる音を頼りにラケットで打ち合うサウンドテーブルテニス(STT)の第53回兵庫県視覚障害者大会(8日)で塩屋の三谷勝彦さん(41)が男子の部で初優勝。2位に中浜町の久田正春さん(64)、3位に尾崎の安井勉さん(66)が入賞し、赤穂勢が上位を独占した。
兵庫県立盲学校(現県立視覚特別支援学校)時代にプレー経験がある三谷さんは2年前に仲間から誘われて競技を再開。同大会は一昨年3位、昨年は2位と着実に順位を上げ、26選手が参加した今大会でついに頂点に立った。
STT専用の卓球台がある市内施設で週1回の練習会に欠かさず参加。赤穂市が昨年6月、専用台2台を新規購入して加里屋中洲の赤穂地区体育館に配備したことで練習場所を確保しやすくなった。障害者スポーツ指導員の資格を取得したボランティアスタッフも5人に増え、姫路や宍粟など市外の選手も集まるようになり、練習環境の充実が競技レベルの向上につながっている。
「優勝できたのは仲間やガイドヘルパーさんなど協力のおかげ。体力維持のウオーキングに付き添ってくれる母にも感謝しています」と三谷さん。11月に長崎県で開かれる全国障害者スポーツ大会の県代表に選抜される可能性が濃厚で、「ミスをもっと減らせるように練習を頑張ります」と意気込んでいる。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2014年6月14日(2091号)1面 (8,314,867byte)
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