2014年06月24日
子どもたちが網を手に生き物を探した「長谷川探検」
西有年の長谷川で24日、有年小学校(谷本まゆ美校長)の4年生10人が生物観察。川に入って魚を捕まえ、ふるさとの自然を体感した。
校区内を流れる長谷川は川岸に草が茂り、水流も緩やか。浅瀬を泳ぐ魚の群れもよく見える。同校では「長谷川探検」と題して毎年4年生が自然観察に訪れている。
子どものころに川で魚を捕まえて遊んでいたという西有年の梨本光雄さん(66)が地域ボランティアとして参加。魚がいそうな場所の手前に虫取り網を構えて反対側から追い込むと小魚が一度に数匹入り、児童から歓声が上がった。
コツを教わった子どもたちは網を手に川へ入り、草の陰や石の裏に魚がいないか探り歩いた。全員で魚とヤゴを計約40匹捕獲。環境省レッドリストで絶滅危惧IB類に登録されている淡水魚のオヤニラミも見つかった。
「珍しい生き物が見れたし、網を上げたときに魚が入ってるのがうれしかった」と寺内克樹君(10)。梨本さんは「自然との触れ合いを通して、川を大切にする心を育ててほしい」と話していた。
児童たちは観察した生き物を壁新聞にまとめ、校内で発表する予定にしている。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2014年6月28日(2093号)4面 (12,185,975byte)
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