2014年07月26日
『チンパンジーとさかなどろぼう〜タンザニアのおはなし〜』 ○作/ジョン・キラカ ○訳/若林ひとみ ○岩波書店
魚をどろぼうした犬を裁判にかけ、みんなより多く木を植えることで罪を許すという物語です。描かれている動物が腰巻をまいたりして、その表現がユニークなので一層楽しめます。
何回も読み返しているうちに、これはタンザニアの昔話でなく、今日のタンザニアの現状を訴えているようにも思われました。
ユニークな表現のこの物語から、私たちの考えも及ばないたくさんの問題があることを学ぶことができました。
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『チンパンジーとさかなどろぼう〜タンザニアのおはなし〜』○作/ジョン・キラカ○訳/若林ひとみ○岩波書店
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[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2014年7月26日(2097号)3面 (9,222,446byte)
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