2014年07月25日
生態系チェックを目的に周世地区で行われた生物調査
地域ぐるみで農地の環境保全に取り組む周世地区で25日、農業用水路の生物モニタリング調査があり、環境省レッドリスト登録の水生生物を含む約20種類の昆虫や魚を採集。生息状況を確認した。
同地区では7年前に自治会、子供会など地元8団体で「周世美しい村づくり活動組織」を発足。本来の生態系バランスを守ろうと、水草のオオカワヂシャや多年草のセイタカアワダチソウなど外来種植物の除去を行い、年3回の生物調査を実施している。
この日は、水田からの排水路約600メートル区間を約15人で探索。地元の小学生も参加した。水路に差し入れたタモ網に上流側から生き物を追い込み、およそ1時間で約100個体を捕まえた。
メダカ、トノサマガエル、水生昆虫のコオイムシなど絶滅危惧種も。組織の代表を務める木本学・周世自治会長(65)は「希少生物が安全に生き残れるような環境保全を続けていきたい」と話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2014年8月23日(2100号)3面 (8,451,695byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。