2014年08月02日
『10にんのきこり−0を発見した国 インドの数の絵本』 ○著者/A・ラマチャンドラン ○訳者/田島伸二 ○講談社
数字の「0(ゼロ)」を発見したインドの絵本です。「ゼロ」という考え方がどのようにして生まれたのか、私は理解できないでいましたが、この絵本はわかりやすく説明してくれています。
物語に登場する10人の木こりたちは、「まだある、まだある」と言って、森の木を切り続けます。最後には、森の木が一本もなくなり、おそろしいトラが現れます。木こりたちはどうなったでしょうか。そうです。みんな、トラに食べられてしまったのです。
森の木もなくなり、10人の木こりもいなくなったのです。つまり、「0(ゼロ)」になったのです。
私たちは、毎日の暮らしの中で「まだある、まだある」と思って、かなりぜいたくをしています。その結果、どうなっていくのでしょうか。私にとって、心から離れない一冊になりました。
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『10にんのきこり−0を発見した国 インドの数の絵本』○著者/A・ラマチャンドラン○訳者/田島伸二○講談社
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[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2014年8月2日(2098号)4面 (9,403,043byte)
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