2014年08月07日
適切な防火対策を講じている宿泊施設への交付が始まった「表示マーク」
適切な防火対策を講じている宿泊施設の表示制度が導入されたのに伴い、赤穂市消防本部は1日、基準を満たした市内5施設に「表示マーク」を交付した。
表示制度は、平成24年5月に広島県福山市で死者7人を出したホテル火災で建築基準法への不適合が消火、救助活動を妨げた可能性があるとされたため、総務省消防庁が新たに建築構造に関する点検項目を追加して定めた。
3階建て以上で収容人数30人以上のホテルや旅館を対象とし、申請のあった施設を消防が点検。消防用設備の設置状況、避難階段や防火扉といった建築構造など計20項目に適合した施設に表示マークを交付する。制度導入に合わせて市内の対象18施設のうち5施設が申請し、いずれも基準をクリアした。
表示マークはB4サイズのプレートで青地に銀色のマーク。3年間継続して適合すれば金色のマークが交付される。同本部予防課の尾崎浩司課長(48)は「積極的に交付申請して安全性PRに役立ててもらい、利用者にも防火面での安心の目安にしてほしい」と話している。
表示マークの交付を受けた施設は次のとおり。
▽銀波荘▽東横イン播州赤穂駅前▽対鴎舘▽かんぽの宿赤穂▽赤穂研修センターみさき
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2014年8月9日(2099号)3面 (10,206,286byte)
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