2014年08月15日
戦時中の食事を象徴する団子汁が振る舞われた「感謝と反省のつどい」
物資が乏しかった戦時中に主食の代わりだった「団子汁」を食して当時を振り返る「感謝と反省のつどい」が15日、大津の妙典寺(井本学明住職)であり、大勢の参拝者が平和のありがたさをかみしめた。
「平和への感謝と飽食の反省」を目的に同寺が終戦記念日に毎年行っており、今年で33回目。門徒の女性たちが朝8時から調理し、約300杯を用意した。
小麦粉を練った団子をだし汁に浮かべ、具は輪切りのサツマイモと刻みネギだけ。幼い子どもを連れた若い夫婦の姿も多く、質素な一杯を静かに味わっていた。
家族三世代5人で参拝した尾崎の太田利市さん(81)は「自分が子どものときに食べた団子汁は、味付けが塩だけでね。こんなにうまいのはなかった」と当時の思い出を話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2014年8月23日(2100号)3面 (8,451,695byte)
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