2014年08月29日
赤穂市は都市計画決定後、長期にわたって整備に着手されていない道路網と公園33事業のうち8事業について計画を廃止または縮小する「見直し素案」を取りまとめ、このほど公表した。
市都市整備課によると、都市計画決定した道路及び公園・緑地の事業を「廃止・縮小」するのは、同市では旧赤穂町時代を含めて初めてだという。9月10日(水)まで実施中のパブリックコメントで市民からの意見を募集している。
素案で「廃止」の対象になっているのは、道路網では▽塩屋駅北線(全線廃止)▽中広高架線(同)▽新田鷆和線(一部区間廃止)▽綱崎線(同)▽新田坂越線(一部区間で車線数縮小)の5路線で、いずれも昭和50年に計画決定された事業。公園・緑地では▽惣門町公園▽上町公園▽駅前町第2公園の3件で、それぞれ昭和35年に計画決定されたにも関わらず、事業計画の策定に至っていない。
市は平成24年度から未整備事業の必要性や代替性などを検討。計画を存続すべきかどうかを県のガイドラインに沿って検証した。パブリックコメントと関係機関との協議を経て見直し案を決定し、住民説明会や変更案の縦覧などの手続きを踏んで「市民の理解が得られたものから順次、都市計画の変更手続きを行っていく」(同課)としている。
素案は同課(Tel43・6892)のほか各公民館にも備え付けている。市ホームページでも閲覧できる。
掲載紙面(PDF):
2014年8月30日(2101号)1面 (11,078,016byte)
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