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DSL赤穂工場、生産能力拡大へ

2014年09月04日

  • 生産ラインの増設計画が発表されたDSL.ジャパン赤穂工場=同社提供

    生産ラインの増設計画が発表されたDSL.ジャパン赤穂工場=同社提供

 ドイツに拠点を置く産業グループ「エボニック インダストリーズ」は4日、グループの化学品メーカー「DSL.ジャパン」(本社・東京都新宿区、金井産社長)の赤穂工場(加里屋)に対し、数百万ユーロの資金を投じて生産能力拡大を図る計画を発表した。すでに8月から生産ライン、倉庫の増設に着工しており、来夏の竣工を目指す。
 DSL社は同グループと塩野義製薬の合弁会社。食品、化粧品など幅広い用途に使われるシリカ剤を製造している。ビールの濁りを抑えるろ過助剤としての輸出伸長、新分野での国内需要創出などで需要の拡大が確実なことから、増産体制を整備することにした。
 同社によると、工場敷地内の使われていない建屋を解体撤去し、新たに原料倉庫と生産ライン、製品倉庫を建設する計画。それに伴って関連会社を含めて10人前後の従業員を雇用し、「現状のおおむね50%アップ」(金井社長)の増産を可能にするという。
 赤穂工場の西山孝・取締役工場長(54)は「地域経済の活性化に少しでも役立ち、赤穂の発展に貢献したい」とコメントしている。


商業・経済 ]

掲載紙面(PDF):

2014年9月6日(2102号)1面 (13,020,641byte)


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