2014年09月29日
見守りボランティアを集めて開かれた緊急防犯対策会議
神戸市長田区で小1女児殺害事件が発生したのを受け、赤穂署は29日、地域の安全・安心活動に取り組む市民ボランティアを集めた緊急防犯対策会議を同署で開催。不審者を見かけた場合の対応について意識を徹底した。
同署のまとめによると、管内で未成年者が不審者から声をかけられたり、写真を撮られたりする事案の認知件数は昨年1年間で3件。今年に入ってからは暴行、痴漢を含む4件が発生している。
会議には防犯委員会の各地区委員長、子どもの見守り活動を行っている「地域ふれあいの会」の会員など計約30人が参加した。宇仁貫一署長は「子どもを犯罪から守るには地域のネットワークが不可欠。防犯の牽引役として協力をお願いしたい」とあいさつ。入江秀史・市青少年育成センター所長が「まずは『自分の身は自分で守る』という指導を子どもに徹底し、より安全な下校のあり方についても考えていく」と対策方針を語った上で、「子どもが危ない目に遭わないための環境づくりに力を貸してください」と呼び掛けた。
「神戸の事件は全国どこでも起こりうるという危機感を持たなければならない」と同署。「不審な人物を見かけたら、ためらわず110番通報してほしい」と話している。
掲載紙面(PDF):
2014年10月4日(2106号)1面 (10,753,835byte)
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