2014年10月01日
「いじめの芽を摘み取ろう」と訴えた有年中生徒会の創作劇
生徒たち自身が演じる創作劇を通して、いじめ防止について考えるオープンスクール「いじめ追放の誓い」が1日、東有年の有年中学校(色波亨校長、79人)であり、「いじめの芽を見過ごさず、早めに摘み取ることが必要」と全校生徒に訴えかけた。
劇のタイトルは「明日に繋ぐ命〜小さな勇気 大きな一歩〜」。生徒会が夏休み前からシナリオを練り、三役の4人がキャストも務めた。軽はずみな悪ふざけが学級全体の無視に増長して自殺へと追い詰められていく女子生徒の目線を通し、エスカレートする前にいじめを食い止める重要性を迫真の演技で浮かび上がらせた。
「だんだん感情が麻痺してエスカレートしていくのが、いじめの怖さだと思う」と生徒会長の土井政範君(15)=3年=。「止める人がいれば、自分のやっていることのひどさに気付けるはず。『やめて』と言える勇気を持ちたい」と話していた。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2014年10月4日(2106号)4面 (10,753,835byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。