2014年10月11日
『あくまのおよめさん〜ネパールの民話』 ○再話/稲村哲也、結城史隆 ○画/イシュワリ・カルマチャリャ ○福音館書店
絵本の大半は、それぞれの地域に残る昔話であったり、民話です。最近になって、その土地の長老から聞いた話の絵本も多くみられるようになりました。
採話の絵本で一番大切なことは、どこまで物語の原型を忠実に再現できているかどうかということだと思います。
2人の文化人類学を学ばれた方がネパールの話を絵本にしました。
物語は、1匹の猿が悪魔を村から追い出すという話です。
私は、この物語の底にはネパールの人々の宗教の深い思いが流れているように思われてなりませんでした。
私のような読み方をしても時にはよいのではないかと思っています。
皆さんは、どう読まれますか。
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『あくまのおよめさん〜ネパールの民話』○再話/稲村哲也、結城史隆○画/イシュワリ・カルマチャリャ○福音館書店
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[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2014年10月11日(2107号)4面 (11,090,764byte)
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