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「伊勢参り」道中に赤穂で落語会

2014年10月25日

  • 赤穂で落語会を催す三遊亭栄楽さん

    赤穂で落語会を催す三遊亭栄楽さん

 各地の神社で寄席を開きながら伊勢神宮を目指す旅を続けている三遊亭栄楽さん(54)の「お伊勢参り落語会」が11月4日(火)、上仮屋の赤穂大石神社で催される。
 栄楽さんは皇学館大学で神職の資格を取得してから5代目円楽に入門したというユニークな経歴。平成20年からは母校で伝統芸能史の非常勤講師も務めている。
 49歳のとき、「芸の幅を広げたい」と白衣にわらじを履いた旅装束で東京・日本橋から伊勢神宮までの約460キロを歩く「お伊勢参り」を実行。2年前に脳幹出血で倒れて以降は徒歩からバイクに切り替えたが、「笑いで世の中を明るくしたい」と道中で開く落語会は毎年20カ所以上を数える。
 6回目となった今年は「後醍醐天皇と義士を訪ねて」をテーマに、新田義貞を祀る藤島神社(福井県)、後醍醐天皇が流された隠岐島にある水若酢神社(島根県)、楠木正成を祭神とする湊川神社(神戸市)など25神社を巡る。今月2日に東京都足立区の自宅を出発。福井、京都、鳥取、岡山と移動し、赤穂は17カ所目となる。
 演目は「目薬」と人情噺の「阿武松」など。儀式殿で午後3時開演。入場料1000円。社務所で無料招待券を配布している(なくなり次第終了)。Tel42・2054


文化・歴史イベント ]

掲載紙面(PDF):

2014年10月25日(2109号)3面 (11,881,205byte)


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