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高校生が小学生に科学教室

2014年11月17日

  • 高校生が用意した実験で理科の楽しさを小学生に伝えた科学教室

    高校生が用意した実験で理科の楽しさを小学生に伝えた科学教室

 理科のおもしろさを高校生が小学生に伝える「科学教室in赤高」が海浜町の赤穂高校(播木良行校長)であり、自然科学部の部員12人が日頃の学習成果を活かした実験を子どもたちに披露した。
 同校は昨年度から「理数教育重点指定校」に指定。総合科学探究類型で学ぶ生徒たちは企業研修や大学教授の講演を通して物理や化学に対する高度な知識や関心を深めている。
 この日は市内から公募で集まった小学生約50人が参加した。白衣を着用した部員たちが粉末活性炭と食塩を材料にした使い捨てカイロの作製、ムラサキキャベツの煮出し汁を試薬にしたペーハー測定など5種類の実験を実施。ペットボトルの空き容器とガラスビーズで作った顕微鏡は約100倍に拡大して観察することができ、参加児童たちはタマネギの薄皮にレンズを向け、予想以上の性能に驚いた。
 部員たちは「安全で子どもたちにもわかりやすいように」と開催に向けて実験内容を工夫してきたといい、部長の伊澤保大君(17)は「笑ったり真剣な表情だったり、素直な反応がうれしい」と安心した様子だった。


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