2015年02月09日
障害者の就労推進をテーマに話すアース製薬の三好正直課長
障害者就労の推進をテーマにしたセミナー「共生〜支える心とおもいやり〜」が6日、中広の赤穂市総合福祉会館であり、基調講演でアース製薬坂越工場の三好正直課長(60)が自社の実践事例を紹介した。
兵庫県社会福祉事業団の50周年記念で赤穂精華園(松葉登志弘園長)が主催。特別支援施設の利用者や職員など約150人が来場した。
アース製薬は障害者を積極的に採用する「チャレンジドスタッフ(CS)」制度を導入しており、三好氏は従業員20人中10人のCSが働く製造四課の課長だった経歴を持つ。
三好氏は講演で、職場管理の基本姿勢として「失敗した人を責めず、方法や仕組みの考え方を改める」と語った。品物20本を仕分ける際、5本ずつ数える係と、それを4束まとめる係に工程を分割して作業の効率化に成功した実例を紹介。障害がある人たちへ向けて「あなたには、あなたのできることがある。自信を持って」と呼び掛けた。
「こうした輪が広がって、障害者も働きやすい社会になれば」と同園。セミナーに参加した市内企業の人事担当者は「障害者を雇用する場合の参考になりました」と話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2015年2月21日(2124号)4面 (11,489,287byte)
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