2015年02月20日
初心者もすぐに楽しめたスポーツ吹矢の体験会
細長い筒に息を吹き込んで飛ばした矢を的に当てる「スポーツ吹矢」の体験会が中広の赤穂市総合福祉会館でこのほどあり、市民12人が競技を楽しんだ。
5〜10メートル先の的(直径24センチ)を狙って得点を競う日本発祥のスポーツ。「日本スポーツ吹矢協会」の会員数は約3万8000人で、近年では国体のデモンストレーション競技にも採用されている。矢を吹き出すときの呼吸法が健康増進に役立つことから、交流団体「ふれあいスポーツ赤穂」が4月からの教室開講へ向けて体験会を催した。
同協会の公認指導員で3段の腕前を持つ延谷弘明さん(67)=日生町日生=がルールと基本動作を説明。参加者は長さ1・2メートルの筒を両手で構え、慎重に照準を定めて発射した。5回も練習すれば勢いよく飛び出た矢が「パスン」と的に命中するようになり、得点に一喜一憂した。
さほど体力を必要としないため、高齢者や障害者も競技を楽しめるのが特長。電動車いすで参加した田村周平さん(62)=加里屋=は「座ったままでは力が入らないと思ったが全部的中できた」と笑顔だった。
体験会は3月末までの毎週月曜(3月9日と16日を除く)午後1時半、3月13日(金)午前10時に同会館で開かれる。要予約。Tel42・3211。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2015年2月21日(2124号)4面 (11,489,287byte)
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