2015年02月20日
本堂前に移設して「無怨塔」と名付けられた七重塔
加里屋の花岳寺(片山一良住職)は境内にあった七重塔を本堂前にこのほど移設。恨みのない平和な世界を願うシンボルとして、「無怨塔(むおんとう)」と名付けた。
塔の内部から見つかった銘板によれば、大正15年に赤穂城内から同寺へ移設したとされる。高さ約2・7メートルの御影石製。台座に彫字があるが風化して判読は難しい。
同寺によると、七重塔には「念(気づき)」「精進(努力)」「捨(平静)」など覚りに必要な7要素を示す意味が込められているという。片山住職は「うらみや争いを捨て、心の自由と安らぎを得てほしい」と考えている。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2015年2月21日(2124号)4面 (11,489,287byte)
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