2015年03月12日
上郡町との太陽光発電事業に関する合意協定に調印した三協電機の樽家真人社長(右)
加里屋磯の電気工事会社「三協電機」(樽家真人社長)は12日、上郡町の太陽光発電に関する合意協定書に調印した。同町が所有する遊休地を有償で借り受けて太陽光発電設備を設置。災害時には避難所の電源供給にも活用される。
同町は公有財産の有効活用と再生可能エネルギーの普及促進などを目的に公共施設の屋根や遊休地を民間企業に貸し付ける制度を平成25年度から導入。今回の協定が2例目で、赤穂市内の事業所との調印は初めて。
竹万地区と上郡地区の計約3600平方メートルを年間賃料約50万円で20年契約。今年6月までに年間発電量約198キロワット分に相当する太陽光発電パネルを設置し、1キロワット当たり32円で関西電力に売電する。
延長ケーブルを接続すれば、災害時の指定避難所となっている近隣の公園への電力供給も可能。遠山寛町長と協定書を交わした樽家社長は「クリーンエネルギーの普及とともに災害時支援にも役立ちたい」と話した。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2015年3月14日(2127号)3面 (12,776,816byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。