2015年03月28日
「丸に違い鷹の羽」の家紋をラベルにしているワイン
赤穂藩を3代にわたって治めた浅野家の家紋「丸に違い鷹の羽」。同じ家紋をラベルにあしらったワインを味わう催しが加里屋の「お食事処かましま」でこのほどあり、ワイナリーオーナーの杉本隆英さん(61)・美代子さん(61)夫妻=西宮市=がゲストとして来穂。市内のワイン愛好者らと交流した。
2005年からカリフォルニアワインの生産輸入を始めた杉本さん。「いつか嫁ぐ2人の娘が生まれ育った家を忘れないように」と自家の家紋をワイナリーのシンボルとし、名称も家紋にちなんで「Ch(シャトー)・イガイタカハ」と名付けた。
「ブドウ本来の素直な味と香りを出すため」に赤、白とも完熟した良質の果実を使って醸造するという杉本さん。カリフォルニアの大地から供給されたミネラル分が繊細で爽やかなテイストを生み出し、和食の波長にも合うという。年間約2万本を主に国内向けに出荷し、ミシュランガイド掲載店でも取り扱われている。
3年前から家紋ワインを取り扱っている中広の「フォーティセブンリカーズ赤穂店」がワイン会を主催。参加した21人が坂越産のカキ料理を賞味しながらグラスを傾けた。浅野家との関連はない杉本さんだが、「うちのワインと赤穂のカキとの相性はぴったり。家紋がつないでくれた御縁を感じます」と話していた。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2015年3月28日(2129号)4面 (14,308,667byte)
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