2015年05月11日
母子との交流から学びや気付きを得た「赤ちゃん先生プロジェクト」
育児中の母子との交流を通して学びや癒し、感動を共有する「赤ちゃん先生プロジェクト」が8日、海浜町の赤穂高校であり、選択授業の「子どもの発達と保育」を履修している3年生18人が受講。命の温もりや親の愛情を実感した。
赤ちゃんと母親が教育機関や高齢者施設などを訪問するプログラム。子育て中のママたちの社会参加を進める「NPO法人ママの働き方応援隊」(神戸市兵庫区)が平成24年に始めた取り組みで、講習を受けた全国約900組の母子が「ママ講師」として登録しているという。
赤穂市内で行われたのは初めて。塩屋の伊多貴世さん(29)と城西町の松本彩乃さん(30)ら親子5組とトレーナー3人が訪れた。誕生からこれまでの写真やベビー服を生徒たちに見せて成長過程を示し、子育ての楽しさや苦労について体験を語った。生徒たちは赤ちゃんと自分の手の大きさを比べたり、そっと抱きかかえたりした。
同法人によれば、表情や泣くことで表現する赤ちゃんの感情を読み取ろうとするうちに思いやりやコミュニケーション力が高まる効果があるという。幼稚園教諭の仕事に興味があるという池渕夏実さん(17)は「抱っこするのを怖がったら子どもも不安がるのがわかった。笑顔を見ると幸せな気持ちになりました」。生後2カ月の次男・諒晃(あさひ)ちゃんたち3児を連れて講師を務めた伊多さんは「これから親になっていく生徒たちに、自分も大切に育てられたのだと感じてもらえれば」と話した。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2015年6月6日(2138号)4面 (13,655,056byte)
コメント
コメントはどこへ??
NPO法人の活動、夕方のテレビで紹介していました。
2000円もらえるとかのシステムがよくわからないので何とも・・・。
触れ合うことは いいことだと思いますが。
投稿:??? 2015年06月29日
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