2015年05月22日
赤穂、備前、相生の3警察署合同で行った広域配備訓練
市境や県境を越える逃亡犯を迅速に検挙する体制を確認しようと、赤穂署は21日、所轄が隣接する備前署、相生署と合同で広域配備訓練を実施した。
「JR播州赤穂駅前でマスク姿の男が女子中学生を車で連れ去った」との想定で警察官約30人が参加。兵庫、岡山両県警の通信指令課も連携した。3署の無線周波数を同調させて情報を共有し、パトカーと兵庫県警航空隊のヘリで逃走車両を追跡した。
赤穂署によると、3署は平成2年、県境域で事件が発生した場合の連携を申し合わせ。これまでも無線通信訓練などを行っている。この日の訓練では、開始から約30分後に備前市三石の検問所で犯人役の警察官を検挙した。
「さまざまな想定に備え、これからも相互の連携を強めたい」と赤穂署地域課の中村義美課長(56)。備前署地域課の岩井秀治課長(58)は「備前から犯人が逃げたケースも訓練したい」と体制強化の意識を高めていた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2015年5月30日(2137号)4面 (10,503,669byte)
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