「尾崎のまちを考える会」に大臣表彰
2015年07月18日
まちづくりへの業績を称えて国土交通大臣などから表彰を受けた「尾崎のまちを考える会」のみなさん
同会は「受賞を励みにこれからも住民主体のコミュニティづくりに努めたい」と意欲を新たにしている。
同会は、阪神淡路大震災で浮き彫りになった住宅密集地の防災対策に取り組もうと、平成11年11月に自治会、PTA、老人クラブなど各種団体の長や関係者を集めて発足した。その2年後に道路拡幅を含む市街地整備促進事業がスタート。今年5月、南北を通る主要路の拡幅工事が完了し、消防車や救急車の走行が可能になった。
住民の意見をできるだけ計画に反映させようと、小地区単位の懇談会やアンケートを実施。家屋の建て替えや生活マナーに関する申し合わせを定めた「みんなのルール10か条」を策定し、一昨年には建物の高さ制限などを設けるように市へ提案書を提出した。地元小学生から地域のイメージキャラクターを公募したり、地区内の歴史スポットに説明板を立てるなど、興味関心を高める取り組みも活発だ。
こうした活動が、「住民の総意に基づくまちの将来像を策定、安全・安心で快適なまちづくりに貢献」したと評価された。国が昭和58年度から定めている「まちづくり月間」にちなみ、先月12日に表彰された。また、同月29日には一般財団法人住宅生産振興財団などが行う「住まいのまちなみコンクール」で「住まいのまちなみ賞」にも輝いた。
昨年12月には「地区住民と行政のパイプ役となり生活道路の拡幅整備の実現に大きく貢献」したなどとして、兵庫県知事から「人間サイズのまちづくり賞」を受賞しており、同会の表彰は3件目となった。
赤穂大橋東詰めから東へ伸びる幹線道路の拡幅など今後も整備は続き、歴史と利便性の融合や用地交渉など課題は多い。同会は「住民の協力がなければ進めることのできない事業。これからも対話を大切に心掛け、『住みたい、住んで良かった』と思える尾崎をつくりたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年7月18日(2144号) 1面 (11,967,486byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
成人祝賀式で大人の門出祝う [ 社会 ] 2020年01月13日《西有年産廃》公文書公開請求後に知事発言録を破棄 新年交礼会 一年のスタート祝う 《西有年産廃》「『心配ない』ともっていけるか」知事発言 赤穂JC理事長に寺岡里江子氏 女性初 [ 社会 ] 2019年12月29日加里屋川連絡協に県くすのき賞 [ 社会 ] 2019年12月24日五輪聖火ランナーに塩屋の大川裕司さん 恋活イベントから成婚第1号カップル誕生 [ 社会 ] 2019年12月16日期末・勤勉手当 総額7億超 [ 社会 ] 2019年12月10日《市公共工事贈収賄》元工務係長を懲戒免職 議員定数検討「今年度中に結論」 [ 社会 ] 2019年12月07日人気シェフ 母校で講演「念ずれば花開く」 「就職氷河期」38人が応募 [ 社会 ] 2019年12月03日夢や目標持てない子ども 家計が影響 消防車100台分の放水システムで訓練 [ 社会 ] 2019年11月29日
コメントを書く