陸上の第１８回兵庫県中学校新人大会（２６・２７日、ユニバー記念競技場）で赤穂西２年の小林朝さん（１３）が女子２年８００メートルと同１・２年１５００メートルで２冠。昨年も女子１年８００メートルを制しており、２年連続で優勝した。
　初日の８００メートルは序盤から先頭で引っ張った。「ラスト半周でスピードを上げる」との作戦どおり、残り２００メートルでギアチェンジ。他を引き離して２分１７秒１９でゴールした。２日目の１５００メートルは大会記録を上回るペースで飛ばし、そのまま４分４０秒６０で押し切った。
　１年生のときから上級生選手と競り合ってきた逸材。今大会は「同級生や下級生には負けられない」と積極的なレース運びで格の違いを見せた。「勝つことを狙って走った。自信になった」と結果を喜んだ。
　来月２３日からは全国から同世代のトップアスリートが集うジュニアオリンピック陸上（横浜市・日産スタジアム）に参戦する。昨年の同大会は１年女子８００メートルで４位入賞。小林さんは「得意のラストスパートで勝負する」と力走を誓った。

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掲載紙面（PDF）：
2015年10月3日(2155号) 3面 (11,863,228byte)
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