鎮魂と復興への願い込めて塩地蔵
2015年10月21日
赤穂高校定時制の生徒たちが鎮魂と復興を願って制作した塩地蔵
筒に入れた塩に水を加えて突き固めた直径約6センチの円柱を彫刻刀で加工。総合的な学習の時間に1〜4年生の希望者18人と教諭が計22体を彫った。表情や背の高さが一体一体異なるのは手作りならでは。3年の林光さん(18)は「被災地に笑顔が増えてほしい」と、にこやかな顔をしたお地蔵さんを作った。
同校は今年3月に赤穂市役所で行われた「3・11絆ラーメンを味わう会」にボランティアとして参加。江戸時代に赤穂から気仙沼へ製塩技法が伝わった縁で現在も交流が続いていることを知り、従来は地元で続けてきたボランティア活動を気仙沼で行おうとの声が上がった。
塩地蔵は、津波で全壊して3年前に再建された「岩井崎塩づくり体験館」へ寄贈する。塩の円柱も約100本を持ち込み、生徒がボランティアで観光客向けの造形教室を行う。また、仮設住宅や商店街も訪れ、学校で栽培して収穫したひょうたんを材料に絵付け教室を開き、現地の人たちと交流する予定だ。
「少しでも励ますことができれば」と太田晃司さん(17)=3年=。住所高志さん(18)=同=は「復興を願っている気持ちだけは伝えたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年10月24日(2158号) 1面 (11,814,088byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ ボランティア ]
赤穂でも24時間テレビ募金 [ ボランティア ] 2011年08月22日国際音楽祭の義援金を音楽再生基金へ [ ボランティア ] 2011年08月22日「漂着ごみ」でクラフト制作 「愛は地球を救う」21日に募金活動 夏休みの宿題を学生がフォロー ジャズイベントで復興支援 震災ボランティア募集、市社協がバス用意 バザー収益金を震災義援金へ [ ボランティア ] 2011年08月08日講演冊子を頒布、収益を義援金に [ ボランティア ] 2011年07月27日赤穂高がエコキャップ約33キロ回収 [ ボランティア ] 2011年07月26日園児が被災地へ激励メッセージ 慈善ゴルフで義援金に寄付 [ ボランティア ] 2011年07月21日半世紀ぶり復活へ農村舞台を修理 初級要約筆記の受講者募集 シルバー人材センターが海岸清掃 [ ボランティア ] 2011年07月16日
コメントを書く