「カイトボード」で年間総合優勝
2015年10月31日
カイトボードで自身2度目の国内年間王者になった武田照麻さん
カイトボードはパラグライダーのようなキャノピーを操作しながらボードに乗り、風を受けた揚力を利用して水上を滑走するマリンスポーツ。風による推進力で5メートル以上もジャンプしたり、時速80キロのスピードを出したりすることができ、欧米を中心に約150万人の愛好者があるとされている。
一斉スタートから水上のマークを定められた順に回ってゴール着順を競う種目「コースレーシング」に出場した武田さんは6月の第1戦で優勝し、9月の第2戦はカイトのトラブルで4位。総合ポイントで3位につけ、最終戦の優勝で年間チャンピオンの座を逆転でつかんだ。
倉敷市出身で学生時代にサーフィンやウェイクボードを始めた武田さん。プロを目指してニュージーランドで武者修行したほど打ち込んだ。23歳で腕を骨折する大けがを負い、一時は競技から離れたがリハビリを積んで復活。8年前にカイトボードと出会い、「自然の力を使って非日常の体験ができる魅力」にひき込まれた。
自身がリハビリを経験したことをきっかけに作業療法士の資格を取得。現在は西はりま医療専門学校で講師として勤務している。仕事が終わった後にジムで体を鍛え、休日に水上練習する日々。練習に必要な風を求めて、ほぼ毎週、島根や鳥取の日本海へ出掛ける。御崎の唐船沖でトレーニングすることもある。
年間総合優勝を果たしたことで、来季は主催団体から公認プロに認定される公算が大きい。そうなれば、国際大会に出場を推薦される機会も生まれそうだ。カイトボードは、いずれオリンピックの正式種目に採用される可能性も少なくなく、「いずれは次の世代を育てることにも取り組みたい。そのためにも自分の目で世界を見ておきたい」とチャンスを狙っている。
<前の記事 |
第37回赤穂市少女バレーボール新人戦 市民体育祭2016…卓球 [ スポーツ ] 2016年05月18日市体育協会 理事長に満重義浩氏 [ スポーツ ] 2016年05月17日第36回市ジュニア春季水泳記録会 開場1周年記念でグラウンドゴルフ大会 [ スポーツ ] 2016年05月12日雄鷹台山の距離表示板を修復 第36回わかば杯ソフトテニス [ スポーツ ] 2016年05月02日打撃戦制し赤穂初V 市長旗少年野球 兵庫RC中学女子1500mで優勝 [ スポーツ ] 2016年04月26日市長旗少年野球、赤穂と高雄が4強 スポーツ吹矢「よしてっけぇ赤穂支部」発足 [ スポーツ ] 2016年04月05日元ブラジル代表からサッカー指導 楽しく踊って20周年 [ スポーツ ] 2016年03月28日医学生140人が赤穂でプレー 赤穂で少年野球の新規大会
コメントを書く